REIT(リート)と不動産クラウドファンディングの違いを比較!初心者におすすめなのはどっち?

少額から始められる不動産投資として注目されるREIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)。
どちらも不動産を対象とした投資手法ですが、その仕組みや特徴は大きく異なります。
この記事では、リートとクラファンの違いを多角的に比較・解説し、それぞれのメリット・デメリットや、どのような人におすすめなのかを明らかにします。

自分の投資スタイルに合った方法を見つけるための参考にしてください。

目次

REITと不動産クラウドファンディングの7つの違いを一覧表で解説

REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)は、どちらも少額から不動産に投資できる金融商品ですが、仕組みや特徴に多くの違いがあります。
以下の表で、7つの主要なポイントを比較しました。
価格変動の有無や換金性、リスク対策の方法などが異なり、どちらが自分の投資スタイルに適しているかを確認するための重要な指標となります。

リートとクラファンの特性を把握し、自分に合った投資先を選びましょう。
仕組み投資法人が発行する「投資証券」を購入する金融商品特定の不動産事業に対して投資家が直接出資する仕組み
投資対象オフィスビル、商業施設など複数の不動産をパッケージ化マンションの一室、商業ビルなど個別の不動産
価格変動市場で売買されるため、日々価格が変動する原則として運用期間中の元本価格は変動しない
換金性証券取引所を通じていつでも売却可能(流動性が高い)原則として運用期間が終了するまで解約・現金化はできない
利回り配当利回りは市場価格や運用実績によって変動する募集時に想定利回りが提示され、基本的に固定されている
リスク対策複数の不動産への分散投資によるリスク軽減優先劣後方式により投資家の元本割れリスクを低減
最低投資額数万円~数十万円程度1万円程度から投資可能な案件が多い

不動産クラウドファンディングとREITの違いについては「不動産クラウドファンディングとREITの違いと活用法」で詳しく紹介しています。

【比較】REITと不動産クラウドファンディングの違いを7つのポイントで解説

REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)は、一見すると似ていますが、その本質は大きく異なります。
ここでは、「仕組み」「投資対象」「価格変動」「換金性」「利回り」「リスク対策」「最低投資額」という7つの重要なポイントから、両者の違いを詳しく解説します。
これらの違いを理解することが、リートとクラファンの中から自分に最適な投資方法を選ぶための第一歩です。

仕組みの違い:金融商品か、特定の不動産への直接出資か

REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)の最も根本的な違いは、その仕組みにあります。
リートは、投資法人が複数の不動産を取得・運用し、そこから得られる賃料収入や売買益を投資家に分配する「金融商品」です。

投資家は証券取引所に上場している投資証券を購入することで、間接的に不動産へ投資します。
一方、クラファンは、特定の不動産プロジェクトに対して事業者がインターネットを通じて投資家を募集し、集まった資金で不動産を運用する仕組みです。
投資家はプロジェクトに直接出資する形を取ります。

投資対象の違い:複数の不動産パッケージか、個別の不動産か

投資対象の選び方も、REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)では異なります。
リートは、投資法人がオフィスビル、商業施設、マンション、物流倉庫といった多種多様な不動産を数十から数百物件組み入れた「パッケージ商品」です。
投資家は個別の物件を選ぶのではなく、その投資法人の運用方針やポートフォリオ全体に投資します。

これに対し、クラファンは「このマンションの一室」「あの商業ビル」といったように、投資対象となる不動産が個別具体的に提示されます。
そのため、投資家は自分が応援したい、あるいは将来性を感じた特定の物件を選んで投資できます。

価格変動の違い:市場価格が日々動くか、基本的に元本は変動しないか

価格変動の有無は、REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)の大きな違いの一つです。
リートは証券取引所に上場しているため、株式と同様に市場の需給バランスや経済情勢、金利の動向などによって日々価格が変動します。
そのため、購入時より高く売却できれば売却益(キャピタルゲイン)を得られる可能性がある一方、価格が下落して元本割れするリスクも伴います。

一方、クラファンは運用期間中の元本価格は基本的に変動しません。
あらかじめ定められた運用期間と想定利回りに基づいて分配金を受け取るインカムゲインを目的とした投資であり、市場の動向に一喜一憂することなく、安定した運用を期待できます。

換金性の違い:いつでも売却可能か、原則として中途解約できないか

投資した資金を現金化しやすいかどうかも、REITと不動産クラウドファンディングで大きく異なります。
リートは証券取引所で売買されているため、取引所の営業時間内であれば、株式と同じようにいつでも売却して現金化することが可能です。
この「換金性の高さ」はリートの大きなメリットです。

対して、クラファンは一度投資すると、契約で定められた運用期間が終了するまで原則として中途解約や現金化はできません。
そのため、投資する際はすぐに使う予定のない余裕資金で行う必要があります。
急な出費に対応しにくい点は、クラファンのデメリットと言えます。

利回りの違い:市場の状況で変動するか、あらかじめ想定利回りが決まっているか

利回りの性質もREITと不動産クラウドファンディングで異なります。
リートの分配金利回りは、投資法人の運用実績や、日々変動する市場価格によって変わります。
そのため、購入した価格によっては利回りが高くなることもあれば、低くなることもあります。

一方、クラファンは募集時に想定利回りが提示されており、運用期間中は基本的にその利回りに基づいて分配金が支払われます。
事業の状況によって分配金が変動する可能性はゼロではありませんが、あらかじめ収益の見通しを立てやすいのがクラファンの特徴です。

リスク対策の違い:分散投資でリスク軽減するか、優先劣後方式で元本を守るか

投資におけるリスク対策の方法も、REITと不動産クラウドファンディングではアプローチが異なります。
リートは、複数の物件に投資することでリスクを分散させています。
例えば、一つの物件で空室が発生しても、他の多くの物件からの賃料収入でカバーできるため、収益が安定しやすい構造です。

一方、クラファンの多くは優先劣後方式という仕組みを採用しています。
これは、不動産価値が下落した場合、まず事業者の出資金から損失が補填され、投資家の元本は一定の範囲まで守られる仕組みです。
この方式により、クラファンは元本割れのリスクを低減させています。

最低投資額の違い:数万円程度からか、1万円から投資できるものもあるか

投資を始めるために必要な最低金額にも違いがあります。
REITは、銘柄によって異なりますが、数万円から数十万円程度で購入できるものが中心です。
証券会社によっては100円や1,000円といった少額から購入できるサービスもありますが、一般的にはある程度のまとまった資金が必要となります。

それに対して、不動産クラウドファンディングは、多くのサービスで最低投資額が1万円程度に設定されています。
現物の不動産投資に比べて圧倒的に少ない資金で始められるため、投資初心者や、まずはお試しで不動産投資を体験してみたいという人にとって、クラファンは参加しやすい仕組みです。

不動産クラウドファンディングとJ-REIT、現物不動産投資の違いについては「不動産クラウドファンディング vs J-REIT vs 現物不動産投資」で詳しく紹介しています。

不動産クラウドファンディングのメリット

不動産クラウドファンディング(クラファン)には、主に3つのメリットがあります。

1つ目は、1万円程度の少額から投資を始められる手軽さです。
2つ目は、優先劣後方式により、万が一不動産価値が下落しても投資家の元本が守られやすい仕組みになっていることです。
そして3つ目は、市場の動向を常に気にする必要がなく、比較的安定した資産運用が期待できる点です。

これらの特徴から、クラファンは特に安定性を重視する投資初心者にとって魅力的な選択肢となります。

不動産クラウドファンディングのデメリット

不動産クラウドファンディングにはデメリットも存在します。
最大のデメリットは、一度投資すると運用期間が終了するまで原則として現金化できない換金性の低さです。
急にお金が必要になっても引き出すことができないため、生活に影響のない余裕資金で投資する必要があります。

また、人気の案件は募集開始後すぐに満額成立してしまうことがあり、投資したくてもできない場合があります。
さらに、運営事業者が倒産した場合には、元本が返還されないリスクがあることも理解しておくべきです。

不動産クラウドファンディングのデメリットについては「不動産クラウドファンディングのデメリットと後悔しないためのリスク対策」で詳しく紹介しています。

REIT(リート)のメリット

REIT(リート)のメリットとして、まず挙げられるのが「換金性の高さ」です。
証券取引所に上場しているため、株式と同様に取引時間内であればいつでも売買できます。
次に、複数の不動産に自動的に分散投資できる点も大きな魅力です。

自分で物件を選ぶ手間なく、プロが選んだ多様な不動産ポートフォリオに投資することで、リスクを軽減できます。
また、法人税が実質的に免除される仕組みにより、収益の多くが分配金として投資家に還元されるため、比較的高利回りを期待できることもリートのメリットです。

REIT(リート)のデメリット

REIT(リート)のデメリットは、価格変動リスクが存在することです。
市場で取引されるため、経済情勢や金利の変動、投資家心理などによって価格が上下し、元本割れする可能性があります。
特に金融ショックなどが発生すると、市場全体が大きく下落することもあります。

また、投資法人が倒産したり、上場廃止になったりするリスクもゼロではありません。
自分で投資対象の不動産を直接選ぶことができないため、どのような物件に投資しているのか詳細に把握しにくい点も、デメリットと感じる人もいます。

あなたはどっち?不動産クラウドファンディングとREITがおすすめな人の特徴

ここまで、不動産クラウドファンディング(クラファン)とREIT(リート)の様々な違いを見てきました。
それぞれにメリット・デメリットがあり、一概にどちらが優れているとはいえません。
重要なのは、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、最適な方を選ぶことです。

ここでは、それぞれの特徴を踏まえ、クラファンとリートがどのような人におすすめなのかを具体的に解説します。

安定性を求め、応援したい物件に投資したい人は不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、安定した資産運用を重視する人におすすめです。
運用期間中は元本価格が変動せず、想定利回りが決まっているため、収益の見通しが立てやすいのが特徴です。
市場の価格変動に一喜一憂したくない人や、コツコツと資産を形成したい人に適しています。

また、投資対象となる物件を自分で選べるため、自分の故郷の再開発プロジェクトや、社会貢献性の高い施設など、共感できる特定の不動産を応援するという観点で投資したい人にも向いています。

流動性の高さと手軽な分散投資を重視する人はREIT

REIT(リート)は、投資資金の流動性(換金性)を重視する人におすすめです。
急にお金が必要になった場合でも、証券取引所ですぐに売却して現金化できる安心感があります。
また、一つの銘柄を購入するだけで、プロが選定した複数の優良不動産に手軽に分散投資できる点も大きなメリットです。

自分で物件情報をリサーチする手間をかけずに、不動産市場全体の成長の恩恵を受けたいと考えている人にとって、リートは効率的な投資手段となります。

「CAMEL」のファンド事例紹介

ここでは、不動産クラウドファンディングサービス「CAMEL」が実際に取り扱っているファンドの事例を紹介します。
CAMELでは、データセンターや系統用蓄電池といった、今後の成長が期待されるユニークな不動産を投資対象としています。
具体的な想定利回りや運用期間を知ることで、不動産クラウドファンディングへの投資をより具体的にイメージできるでしょう。

【運用準備中】想定利回り10.00%!茨城土浦データセンターファンド

「CAMEL39号茨城土浦データセンター第Ⅰ期」は、脱炭素社会の実現を支援する環境先進型のデータセンターを対象としたファンドです。
デジタル化社会の進展に伴い、データセンターの需要は今後ますます高まると予想されています。
このファンドの募集金額は5億6,000万円、想定利回りは10.00%(税引前)とされています。

運用期間は2025年11月13日から2026年11月30日までの約1年間を予定しています。
安定した需要が見込めるインフラ施設への投資に興味がある方にとって、魅力的な案件です。

【運用中】再生可能エネルギーを支える亀山系統用蓄電池プロジェクト

「CAMEL41号亀山①系統用蓄電池プロジェクト」は、再生可能エネルギーの安定供給に不可欠な最先端の系統用蓄電池を対象とするファンドです。
太陽光や風力といった天候に左右されるエネルギーを効率的に活用するための重要な社会インフラへの投資となります。
このファンドの募集金額は2億9,000万円で、想定利回りは10.00%(税引前)です。

運用期間は2025年10月1日から2026年4月30日までの6ヶ月間となっており、比較的短期での運用を目指すことができます。

REITと不動産クラウドファンディングの違いに関するよくある質問

REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)について、投資を検討する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
両者の本質的な違いや、初心者にとっての始めやすさなど、多くの人が疑問に思うポイントを解説します。

REITと不動産クラウドファンディングの最も大きな違いは何ですか?

最も大きな違いは、REIT(リート)が証券取引所で売買される「金融商品」であるのに対し、不動産クラウドファンディング(クラファン)は特定の不動産事業に直接出資する「仕組み」である点です。
この違いにより、価格変動の有無や換金性、投資対象の選び方など、多くの特徴に差が生まれます。

投資初心者の場合、REITと不動産クラウドファンディングはどちらから始めるべきですか?

どちらが最適かは投資目的によります。
市場の値動きに慣れたい、いつでも現金化できる安心感が欲しいならREITが適しています。
一方、元本割れのリスクを抑え、安定した分配金をコツコツ受け取りたいなら、不動産クラウドファンディングから始めるのがおすすめです。

不動産クラウドファンディングの「優先劣後方式」はREITに比べて安全性が高い仕組みなのでしょうか?

優先劣後方式は、不動産価格の下落時に事業者が先に損失を負担するため、投資家の元本割れリスクを低減させる仕組みです。
この点では安全性を高める工夫と言えます。
ただし、REITも複数の物件に分散投資することでリスクを軽減しており、どちらが一方的に安全とは断定できません。

海外不動産も扱う「CAMEL」が選ばれる4つの理由

数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも、「CAMEL」は独自の強みを持っています。
CAMELでは、国内不動産に加え、過去にドバイなどの海外不動産を対象としたファンドを取り扱った実績があります。投資対象は、市場環境や国際情勢などを踏まえて決定しています。
ここでは、多くの投資家から「CAMEL」が選ばれる4つの理由について、具体的に解説します。

他社との違いは「不動産クラウドファンディング『CAMEL』の強み」で詳しく紹介しています。

2万円からの少額投資で気軽に不動産オーナー体験ができる

一般的な不動産投資では、物件価格が数千万円から数億円と高額になりがちで、誰もが参加できるわけではありません。
「CAMEL」が採用する不動産特定共同事業法(不特法)に基づく投資では、不動産を小口化することで、最低投資額を2万円からに設定しています。

これにより、多くの人が気軽に不動産への投資を始めることができ、不動産オーナーになるという体験を身近なものにしています。

物件の維持管理にかかる手間やコストは一切発生しない

現物の不動産投資では、購入後に物件の修繕やメンテナンス、固定資産税の支払いといった維持・管理の責任がオーナーに発生します。
しかし、「CAMEL」の不動産クラウドファンディングでは、投資家が直接不動産を所有するわけではないため、これらの維持管理に関する手間やコストは一切かかりません。
管理責任を負うことなく、不動産投資のメリットである分配金を受け取れる手軽さが、初心者にも選ばれる理由です。

国内外の多様な不動産ファンドを取り扱った実績

CAMELでは、国内の不動産や関連プロジェクトに加え、過去にはドバイなどの海外不動産を対象としたファンドも取り扱ってきました。

国内では珍しい海外不動産ファンドの組成実績も、CAMELがこれまで取り組んできた事業の一つです。ファンドの投資対象や募集内容は、市場環境や国際情勢などを総合的に判断して決定しています。

CAMELのサービスについては「成長が期待できるユニークな不動産に投資できるCAMEL」で詳しく紹介しています。

入居者募集や家賃回収などの面倒な運用はすべて任せられる

不動産投資の運用には、入居者の募集、家賃の回収、トラブル対応など、専門的な知識や手間のかかる作業が多く伴います。
CAMELでは、これらの面倒な運用業務をすべて事業者が代行します。
投資家は出資後、分配金が支払われるのを待つだけです。

運用をプロに任せられるため、本業が忙しい人でも手間をかけることなく、不動産からの収益を得ることが可能になります。

まとめ

REIT(リート)と不動産クラウドファンディング(クラファン)は、どちらも少額から不動産に投資できる魅力的な手法ですが、その仕組みや特性は大きく異なります。
リートは換金性が高く、分散投資が容易な一方、市場での価格変動リスクがあります。
対してクラファンは、元本価格が安定しており、優先劣後方式でリスクが低減されているものの、原則として中途解約はできません。

それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、自身の投資目的やリスク許容度に応じて、リートとクラファンから最適な投資先を選択することが重要です。

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