定期預金は元本が保証される安心感がありますが、現在の低金利では資産を大きく増やすことは期待できません。
一方、NISAや不動産クラウドファンディングなどの資産運用は、リスクは伴うものの上手く活用すれば効率的にお金を増やせる可能性があります。
この記事では、定期預金の最新金利や、初心者におすすめの投資方法を比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
定期預金だけでは資産が目減りする?資産運用との違いをまず理解しよう
定期預金は「貯蓄」にあたり、元本を安全に保管することが目的です。
一方、株式投資や投資信託などの資産運用は「投資」であり、リスクを取って資産を積極的に増やすことを目指します。
近年の物価上昇(インフレ)局面では、物価の上昇率に預金金利が追いつかず、銀行にお金を預けているだけでは実質的にお金の価値が下がってしまう可能性があります。
そのため、将来を見据えた資産形成のためには、守りの貯蓄と攻めの投資をバランス良く組み合わせることが重要です。
金融資産の種類については「金融資産の種類と実物資産との違い」で詳しく紹介しています。
【2026年最新】主要銀行の定期預金金利ランキング
定期預金の金利は銀行によって大きく異なります。
特に、実店舗を持たないネット銀行は、人件費や店舗運営コストを抑えられる分、金利を高く設定する傾向にあります。
ここでは、主要な銀行の金利動向を種類別に見ていきましょう。
ネット銀行の高金利キャンペーンをチェック
ネット銀行は、新規口座開設者向けや期間限定で、通常よりも高い金利を提供するキャンペーンを頻繁に実施しています。
例えば、auじぶん銀行や楽天銀行、UI銀行などは、特定の条件を満たすことでメガバンクの100倍以上の金利が適用されることもあります。
これらのキャンペーンをうまく活用することで、普通預金やメガバンクの定期預金に預けるよりも効率的に利息を得ることが可能です。
口座開設を検討する際は、各行の公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認しましょう。
メガバンク・地方銀行の金利動向
三菱UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンク、および各地方銀行の定期預金金利は、長らく極めて低い水準で推移していました。
しかし、日本銀行の金融政策修正を受け、わずかながら金利を引き上げる動きも見られます。
とはいえ、依然としてネット銀行の金利水準には及ばないのが現状です。
普段利用している安心感はありますが、金利面での魅力は限定的と言わざるを得ません。
100万円を1年間預けた場合の利息シミュレーション
実際に100万円を1年間預けた場合、金利の違いでどれくらいの差が生まれるか見てみましょう。
例えば、年利0.002%の銀行に預けた場合、1年間で得られる利息は税引き後でわずか16円です。
一方、年利0.3%のネット銀行のキャンペーンを利用した場合、税引き後の利息は約2,391円となり、その差は歴然です。
預け先を少し工夫するだけで、受け取れる利息が大きく変わることがわかります。
貯金1000万円を形成するための戦略については「貯金1000万円の割合と平均・今後の資産戦略」で詳しく紹介しています。

改めて確認しておきたい定期預金の3つのメリット
資産運用と比較すると見劣りしがちな定期預金ですが、他の金融商品にはない優れたメリットも存在します。
特に資産を守るという観点では、非常に頼りになる存在です。
元本が保証される安心感
定期預金の最大のメリットは、預金保険制度(ペイオフ)の対象である点です。
万が一金融機関が破綻した場合でも、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円とその利息までが保護されます。
この元本保証の仕組みにより、資産が減るリスクを心配することなく、安全にお金を預けておける安心感があります。
普通預金よりは金利が高い
資産を増やす効果は限定的とはいえ、いつでも引き出せる普通預金と比較すれば、定期預金の金利は高く設定されています。
普通預金の金利が年0.001%程度であるのに対し、定期預金はそれを上回る金利が適用されます。
少しでも有利な条件でお金を預けたい場合、普通預金に眠らせておくよりは定期預金を選ぶ方が合理的です。
決まった期間お金を引き出せないため貯蓄習慣が身につく
定期預金は、原則として満期までお金を引き出すことができません。
この資金の拘束性は一見デメリットに思えますが、裏を返せば無駄遣いを防ぎ、計画的にお金を貯める習慣を身につける助けになります。
「つい使ってしまう」という悩みを持つ人にとっては、半強制的にお金を貯める仕組みとして有効に機能します。
知っておくべき定期預金の3つのデメリット
元本保証という大きなメリットがある一方で、特に資産形成の観点からは無視できないデメリットも存在します。
メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分のお金を預けるべきか判断しましょう。
インフレで資産価値が実質的に減少するリスク
インフレとは、物やサービスの価格が上がり、相対的にお金の価値が下がることです。
例えば、年間の物価上昇率が2%のときに、定期預金の金利が0.1%だとします。
この場合、お金の額面はわずかに増えても、そのお金で買えるものの量は減ってしまいます。
これが資産の実質的な目減りであり、低金利が続く状況では大きなデメリットとなります。
金利が低く、お金を大きく増やすことは期待できない
現在の日本の金融環境では、定期預金の金利は低い水準にあります。
例えば、100万円を1年間預けた場合、ゆうちょ銀行の定期貯金金利(1年もの0.400%)では税引き前の利息は4,000円です。
そのため、教育資金や老後資金など、将来のためにまとまったお金を準備する手段としては、定期預金だけでは力不足となる可能性があります。
満期まで原則引き出せず資金がロックされる
定期預金は、預け入れた資金を一定期間動かせないという制約があります。
急な病気や失業などで現金が必要になった場合でも、満期前の解約(中途解約)を余儀なくされます。
中途解約をすると、預け入れ時に約束された金利よりも低い利率が適用されるため、本来得られるはずだった利息を受け取れなくなるというデメリットが発生します。
将来の流動性も考慮したうえで、保有する金額を決める必要があります。
定期預金と主な資産運用を一覧表で徹底比較
ここでは、定期預金と代表的な資産運用方法である「NISA(投資信託)」「個人向け国債」「不動産クラウドファンディング」を比較します。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を見つけるための参考にしてください。
安全性や期待できるリターン、始めやすさなど、投資の目的によって最適な選択肢は異なります。
比較ポイント1:元本保証の有無
元本が保証されているのは定期預金のみです。
個人向け国債は国が発行しているため、元本割れのリスクは極めて低いとされています。
一方、NISAで取引される投資信託や、不動産クラウドファンディングは元本保証がありません。
市場の状況や事業者の運用実績によっては、投資した金額を下回る可能性があります。
比較ポイント2:期待できるリターン(利回り)
期待できるリターンは、リスクの大きさに比例する傾向があります。
定期預金の利回りが0.002%~0.3%程度、個人向け国債(変動10年)が0.5%前後であるのに対し、投資信託(NISA)は年3~7%程度、不動産クラウドファンディングでは年8~10%といった高い利回りも期待できます。
ただし、これらはあくまで期待値であり、実績を保証するものではありません。
比較ポイント3:始めやすさと手間
定期預金は、銀行口座があればすぐに始められるため最も手軽です。
個人向け国債も証券会社や銀行で簡単に購入できます。
NISAは証券会社で専用口座を開設し、数ある投資信託の中から自分で商品を選ぶ必要があります。
不動産クラウドファンディングは、サービス提供会社のサイトで会員登録を行い、募集中のファンドを選んで出資する仕組みです。
不動産投資の始め方については「不動産投資のメリット・デメリットから始め方まで」で詳しく紹介しています。
あなたはどっち?目的別に最適な資産の置き場所を判断しよう
定期預金と資産運用、どちらを選ぶべきかは、そのお金を「いつ」「何のために」使うかによって決まります。
ここでは、それぞれの手法がおすすめな人の特徴を解説します。
自分の目的と照らし合わせ、最適な選択をしましょう。
【定期預金がおすすめな人】5年以内に使う予定のお金を安全に保管したい
数年以内に使い道が決まっているお金は、元本保証の定期預金で安全に保管するのがおすすめです。
具体的には、住宅購入の頭金、車の購入費用、結婚資金、子どもの進学費用などが該当します。
これらの資金をリスクのある資産運用に回してしまうと、いざ必要になったタイミングで元本割れを起こしている可能性があり、ライフプランが崩れてしまいます。
使う時期が明確な資金は、増やすことよりも「守る」ことを最優先に考えるべきと言えます。
【資産運用を始めるべき人】将来のためにインフレに負けない資産形成を目指したい
「10年以上使う予定のない余裕資金」や「老後資金」など、長期的な視点で資産を育てていきたい人は、資産運用を始めるべきです。
長期的な投資は、短期的な価格変動のリスクを抑えつつ、複利の効果を活かして効率的に資産を増やせる可能性があります。
インフレによる資産の目減りを防ぎ、より豊かな将来を目指すためには、適切なリスクを取った資産形成が不可欠です。
投資は、こうした目的を持つ人にとって有効な手段となります。
少額2万円から始められる不動産投資「CAMEL」という選択肢
資産運用に興味はあるものの、「まとまった資金がない」「何から始めればいいか分からない」と感じる人も多いかもしれません。
そのような方には、不動産クラウドファンディング「CAMEL」がおすすめです。
通常、数千万円以上の資金が必要となる不動産投資を、1口2万円という少額から始められるのが大きな特徴です。
投資後は運用の手間もかからないため、初心者でも気軽に不動産のオーナー体験ができます。
CAMELについて「CAMELの不動産クラウドファンディング」で詳しく紹介しています。
CAMELの不動産クラウドファンディング投資事例
CAMELでは、データセンターや再生可能エネルギー施設など、社会の需要に応える多様な不動産を投資対象としています。
ここでは、過去に募集された具体的なファンドの事例を紹介します。
注目のCAMELプロジェクトについては「データセンター投資・系統連携用蓄電池ファンド」で詳しく紹介しています。
【事例1】想定利回り10.0%!CAMEL39号 茨城土浦データセンター
こちらは茨城県土浦市に建設されるデータセンターを対象とした不動産投資ファンドです。デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、データセンターの需要は国内外で高まっています。このファンドは、そうした成長分野に投資するものであり、募集されたファンドの種類によって想定利回りや運用期間は異なります。例えば、CAMEL39号茨城土浦データセンター第Ⅰ期ファンドでは想定利回り10.0%(税引前)、運用期間383日(約12ヶ月強)で募集されました。
【事例2】想定利回り10.0%!CAMEL41号 亀山系統用蓄電池プロジェクト
三重県亀山市の系統用蓄電池プロジェクトを投資対象としたファンドです。
再生可能エネルギーの普及に不可欠な蓄電システムへの投資は、脱炭素社会の実現に貢献する社会的意義も持ち合わせています。
こちらのファンドも想定利回りは年10.0%(税引前)と、高いリターンが期待できる設計で、運用期間は6ヶ月でした。
CAMEL不動産投資の利回りについては「CAMEL不動産投資の利回り6~8%を解説」で詳しく紹介しています。
定期預金と資産運用の比較でよくある質問
ここでは、定期預金と資産運用を比較検討する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
NISAとの違いやリスクに関する疑問を解消していきましょう。
定期預金とNISAなどの資産運用は、具体的に何が違うのですか?
最大の違いは、元本が保証されるか否かです。
定期預金は元本保証の「貯蓄」で、預けたお金に対して利息がつきます。
一方、NISAなどを活用した投資は元本保証がなく、投資先の価格変動によって利益や損失が生まれる「投資」です。
お金の増やし方とリスクの有無が根本的に異なります。
iDeCoと不動産クラウドファンディングの比較については「iDeCo vs 不動産クラウドファンディングを徹底比較」で詳しく紹介しています。
資産運用は元本割れが怖いのですが、定期預金より安全な方法はありますか?
元本保証にこだわるなら、定期預金が最も安全な方法です。
元本割れのリスクを極力抑えたい場合は、日本国が発行する「個人向け国債」が選択肢になります。
また、貯蓄性のある生命保険なども比較的リスクの低い商品ですが、リターンは限定的で、途中解約すると元本割れすることがあります。
100万円を1年間で有利に増やすなら、定期預金と資産運用のどちらがおすすめですか?
大きなリターンを期待するなら、資産運用がおすすめです。
ただし、1年という短期間での投資は価格変動の影響を受けやすく、リスクが高まります。
元本割れを避けたい場合は、ネット銀行などのキャンペーン金利を利用して定期預金に預けるのが賢明です。
リスク許容度に応じて選択することが重要です。
CAMELが選ばれる理由
数ある不動産投資サービスの中でも、CAMELが多くの方に選ばれているのには理由があります。
ここでは、他のサービスにはないCAMELならではの3つの特徴を紹介します。
初心者から経験者まで、幅広い方におすすめできるポイントです。
国内外の多様な不動産ファンドを取り扱った実績
CAMELでは、日本国内の不動産に加え、過去にドバイなどの海外不動産を対象としたファンドを取り扱った実績があります。投資対象は、市場環境や国際情勢などを踏まえて決定しています。
過去には、UAEの不動産を対象としたファンドも募集しており、国内では珍しい海外不動産ファンドの取扱実績があります。
入居者募集や家賃回収など運用中の面倒な手間は一切不要
不動産投資と聞くと、物件の管理や入居者対応など、手間のかかるイメージを持つかもしれません。
しかし、CAMELの不動産クラウドファンディングでは、出資後の面倒な運用・管理業務はすべて事業者が行います。
投資家は分配金が支払われるのを待つだけでよいため、本業が忙しい方や不動産投資の知識がない初心者でも、気軽に始めることができます。
1口2万円の少額から不動産投資にチャレンジできる
通常、現物の不動産投資には数千万円から数億円という高額な資金が必要です。
しかしCAMELでは、不動産を小口化することで、1口2万円という非常に少額からの投資を実現しました。
これにより、まとまった自己資金がない若い世代の方や、まずは少額で試してみたいという投資初心者の方でも、気軽に不動産投資にチャレンジすることが可能です。
不動産クラウドファンディングとJ-REIT、現物不動産投資の比較については「不動産クラウドファンディング vs J-REIT vs 現物不動産投資」で詳しく紹介しています。

まとめ:定期預金と資産運用を上手に使い分けて賢く資産を育てよう
本記事では、定期預金と資産運用の違いやそれぞれのメリット・デメリットを比較解説しました。
元本保証で安全に資金を保有したい場合は定期預金、インフレに負けない資産形成を目指すなら投資、というように、両者の特性を理解し、自分のお金の目的やライフプランに合わせて使い分けることが重要です。
守りの資産と攻めの資産をバランス良く組み合わせ、将来のために賢く資産を育てていきましょう。


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