実物資産とは?金融資産との違いやメリット、おすすめの種類一覧

実物資産とは?金融資産との違いやメリット、おすすめの種類一覧

物価上昇が続いて預貯金の価値が目減りするのではないか、株式や投資信託だけではリスクが心配だと感じ、新たな投資先を探している人もいるのではないでしょうか。
この記事を読むことで、実物資産と金融資産それぞれの特徴やリスクの違いを明確に理解し、自身の予算や運用目的に合った資産配分を判断できるようになります。
代表的な種類やメリット・デメリット、おすすめの選び方まで解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

実物資産とは?形がありそれ自体に価値を持つ資産のこと

実物資産とは、不動産や金、美術品のように、それ自体が形を持ち、固有の価値を持つ資産を意味します。
企業や国の経済状況に価値が左右されにくく、インフレ(物価上昇)の局面でも価値が下がりにくいのが特徴です。

土地や建物といった不動産は、代表的な実物資産であり、会計上は固定資産として扱われます。
モノそのものに価値があるため、発行体の破綻などで価値がゼロになるリスクは低いとされています。

実物資産と金融資産の3つの大きな違い

実物資産をより深く理解するためには、対照的な性質を持つ金融資産との比較が有効です。
金融資産とは、現金、預貯金、株式、債券、投資信託など、それ自体に物理的な形がない資産を指します。
両者の間には、価値の裏付けや価格変動の要因などに明確な違いが存在します。
金融資産については「金融資産とは?種類や実物資産との違いをわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。

ここでは、実物資産と金融資産の3つの大きな違いについて見ていきましょう。

違い① 価値の裏付けと価格変動要因

実物資産の価値は、そのモノ自体の需要と供給、希少性、状態などによって決まります。
例えば、不動産であれば立地や築年数、金であれば世界的な需要が価格に影響を与えます。
一方、株式や債券といった金融資産の価値は、それを発行する企業や国の信用力、業績に大きく依存します。

発行体が財政難に陥ったり倒産したりすると、金融資産の価値は大幅に下落し、最悪の場合は無価値になる可能性もあります。

違い② インフレ局面における価値の変動

インフレとは、モノの値段が上がり、相対的にお金の価値が下がる状態のことです。
実物資産は「モノ」そのものであるため、インフレ局面では物価の上昇に伴ってその資産価値も上昇する傾向があります。
これに対し、現金や預貯金などの金融資産は、インフレが進むと同じ金額で買えるモノが少なくなるため、実質的な価値が目減りしてしまいます。

この特性から、実物資産はインフレヘッジ(インフレによる資産価値の減少を回避する手段)として有効とされています。

違い③ 現金化のしやすさ(流動性)

流動性とは、資産をどれだけ速やかに現金化できるかを示す度合いです。
一般的に、株式などの金融資産は証券取引所などを通じて容易に売買できるため、流動性が高いとされます。
一方で、不動産などの実物資産は、買い手を見つけて交渉し、契約手続きなどを経る必要があるため、現金化するまでに時間がかかる傾向があります。

この流動性の低さは、実物資産に投資する際の注意点の一つです。

実物資産に投資する3つのメリット

実物資産への投資は、金融資産だけでは得られない独自のメリットをもたらします。
特に、経済の先行きが不透明な時代において、その価値が見直されています。
インフレへの耐性や金融危機時の安定性に加え、資産の種類によっては定期的な収入や税制上の優遇が期待できる点も魅力です。

ここでは、実物資産に投資する主な3つのメリットを解説します。

メリット1:インフレによる資産価値の目減りを防ぎやすい

実物資産の最大のメリットは、インフレに強いことです。
物価が上昇するインフレ局面では、現金の価値は下がりますが、不動産や貴金属といった「モノ」の価格は上昇する傾向にあります。
そのため、資産の一部を実物資産で保有しておくことで、インフレによる資産全体の価値の目減りを防ぐ効果が期待できます。

これは、長期的な資産保全を考える上で非常に重要なポイントです。

メリット2:金融危機や有事の際でも価値がゼロになりにくい

実物資産は、株式や債券のように特定の発行体に依存していないため、企業の倒産や財政破綻といった金融危機の影響を受けにくい特性があります。
資産そのものが物理的に存在するため、価値が完全にゼロになるリスクは極めて低いとされています。
世界情勢が不安定な時期や市場が混乱している状況でも価値が保たれやすいことから、「守りの資産」や「安全資産」とも呼ばれています。

メリット3:家賃収入や節税効果が期待できる場合がある

不動産投資の場合、所有する物件を賃貸に出すことで、家賃収入という継続的な収益(インカムゲイン)を得ることが可能です。
また、不動産は現金や金融資産と比較して相続税評価額が低く抑えられる傾向があるため、相続対策としても活用されます。

適切な物件を選び、計画的に運用することで、資産形成と税負担の軽減を両立できる可能性がある点も大きなメリットです。

投資前に知っておきたい実物資産の3つのデメリット

多くのメリットがある一方で、実物資産への投資には特有のデメリットやリスクも存在します。
メリットだけに目を向けて投資を始めると、想定外のコストやトラブルに見舞われる可能性があります。
物理的に存在するがゆえの維持管理の手間や災害リスク、そして金融資産にはない流動性の低さなど、事前に理解しておくべき注意点を3つ紹介します。

デメリット1:維持・管理に手間やコストが発生する

実物資産は、その価値を維持するために継続的な手間やコストがかかります。
例えば、不動産であれば固定資産税や都市計画税といった税金、建物の修繕費、管理費などが定期的に発生します。
また、貴金属や美術品の場合は、盗難を防ぐための保管場所の確保やセキュリティ対策、保険料などが必要です。

これらのランニングコストを事前に見積もっておかなければ、収益を圧迫する要因となります。

デメリット2:盗難・紛失・災害による価値毀損のリスクがある

物理的な形を持つ実物資産は、常に盗難や紛失のリスクにさらされています。
また、不動産の場合は、地震や火災、水害といった自然災害によって建物が損壊し、資産価値が大きく損なわれる可能性があります。
美術品なども、保管状態が悪ければ劣化が進み、価値が下がってしまいます。

こうしたリスクに備えて、火災保険や地震保険に加入するなどの対策が不可欠です。

デメリット3:金融資産と比べて売却・現金化に時間がかかる

実物資産は、一般的に金融資産よりも流動性が低いというデメリットがあります。
株式のように市場で即座に売却できるわけではなく、特に不動産や美術品などは、買い手を探すところから始める必要があります。
買い手が見つかっても、価格交渉や契約手続きに時間がかかり、現金化が完了するまでに数ヶ月以上を要することも珍しくありません。

急な資金需要に対応しにくい点は、あらかじめ理解しておく必要があります。

【一覧】代表的な実物資産の種類とそれぞれの特徴

実物資産と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。
高額な投資対象として知られる不動産から、比較的手軽に始められる貴金属、趣味と実益を兼ねるコレクション品まで、それぞれに異なる特徴やリスクが存在します。
自身の投資目的や資金力に合わせて適切な対象を選ぶためには、まずどのような選択肢があるのかを知ることが重要です。

ここでは、代表的な実物資産の例を挙げ、その特徴を解説します。

不動産(土地・マンション・戸建てなど)

不動産は実物資産の代表格で、土地や建物が対象です。
主な収益源は、他人に貸すことで得られる家賃収入と、購入時より高く売却することで得られる売却益の2種類。

物件によっては安定した収入が期待できますが、初期投資額が大きく、固定資産税や修繕費などの維持コストがかかる点には注意が必要です。

貴金属(金・プラチナなど)

金やプラチナなどの貴金属も、人気の実物資産の一種です。
特に金は、世界中で価値が認められている普遍的な資産であり、「安全資産」として金融危機や有事の際に買われる傾向があります。
宝飾品としてだけでなく、インゴットや金貨、純金積立など様々な形で保有できます。

利息や配当は生みませんが、インフレに強く、比較的少額から投資を始められるのが魅力です。

コレクション品(美術品・アンティークコイン・クラシックカーなど)

美術品、アンティークコイン、クラシックカー、高級腕時計、ワインといったコレクション品も実物資産に含まれます。
これらは希少性が高く、需要が高まれば価格が大きく上昇する可能性があります。
趣味として楽しみながら資産形成ができる点が魅力ですが、価値の判断には専門的な知識が必要であり、偽物を見分ける目も求められます。

また、保管に手間がかかり、売却したいときにすぐに買い手が見つかるとは限らないため、流動性が低い点も特徴です。

初心者向け|自分に合った実物資産の選び方

実物資産の種類や特徴を理解したところで、次はいよいよ自分に合った投資対象を選ぶステップです。
特に投資初心者の方は、何から手をつければよいか迷うかもしれません。
重要なのは、いきなり大きな投資に踏み切るのではなく、目的を明確にし、リスクを理解した上で、身の丈に合った方法から始めることです。

ここでは、自分に合った実物資産をわかりやすく選ぶための3つのステップを紹介します。

STEP1:投資の目的と許容できるリスクを明確にする

最初に、「なぜ実物資産に投資するのか」という目的をはっきりさせましょう。
例えば、「インフレ対策として資産を守りたい」「将来のために安定した収入源を確保したい」「値上がり益で大きく資産を増やしたい」など、目的によって選ぶべき資産は異なります。
同時に、どの程度の価格変動や損失なら受け入れられるかという「リスク許容度」も考えておくことで、無理のない投資計画を立てられます。

STEP2:各資産の特性と自身の目標を照らし合わせる

次に、STEP1で定めた目的と、各実物資産の特性を照らし合わせます。
例えば、安定した収入(インカムゲイン)を重視するなら不動産投資が選択肢になりますし、世界情勢の不安に備えたいなら金(ゴールド)が適しているかもしれません。
趣味と実益を兼ねたいならコレクション品も考えられます。

それぞれの資産のメリット・デメリットを再確認し、自身の目標達成に最も近い運用方法を選びましょう。

STEP3:少額から始められる投資方法を検討する

投資の目的と対象がある程度定まったら、具体的な投資方法を検討します。
初心者がいきなり高額な不動産物件を購入したり、希少な美術品に手を出したりするのはリスクが高いでしょう。
まずは、純金積立や、複数の投資家でお金を出し合って不動産に投資する「不動産クラウドファンディング」など、比較的少額から始められる方法を検討するのがおすすめです。
【2万円から】最強ポートフォリオ!リスク分散に最適な投資先3選については「最強ポートフォリオ!リスク分散に最適な投資先3選」で詳しく紹介しています。

小さな成功体験を積み重ねながら、徐々に投資規模を拡大していくのが賢明です。

実物資産投資に関するよくある質問

実物資産投資を検討する中で、多くの人が抱く共通の疑問があります。
金融資産との比較や、インフレへの耐性、少額からの始め方など、基本的ながらも重要なポイントについて、ここでわかりやすく解説します。

これらの回答を通じて、実物資産投資への理解をさらに深め、より安心して第一歩を踏み出せるようにしましょう。

Q. 実物資産と金融資産、結局どちらに投資するのが良いのでしょうか?

結論として、どちらか一方に偏るのではなく、両方をバランス良く組み合わせて保有することが重要です。
実物資産と金融資産は、互いの長所と短所を補い合う関係にあります。

例えば、インフレに強い実物資産と、流動性が高く成長が期待できる金融資産を組み合わせることで、より安定的でバランスの取れた資産ポートフォリオを構築できます。

Q. なぜ実物資産はインフレに強いと言われるのですか?

インフレとは「モノの価値が上がり、お金の価値が下がること」を指します。
実物資産は不動産や金といった「モノ」そのものであるため、世の中のモノの値段が上がる局面では、同じように資産の価格も上昇する傾向があるからです。
そのため、現金のまま保有している場合に比べて、資産価値の目減りを防ぐ効果が期待できる、と説明できます。
これが実物資産の大きなメリットの一つです。

Q. 資金が少ないのですが、初心者でも実物資産への投資は始められますか?

はい、始められます。
近年は、少額から実物資産へ投資できるサービスが増えています。
例えば、数万円単位から不動産の共同オーナーになれる「不動産クラウドファンディング」や、毎月数千円から金(ゴールド)を積み立てられるサービスなどがあります。

これらのサービスを活用すれば、初心者でもリスクを抑えながら手軽に実物資産投資をスタートすることが可能です。

まとめ

実物資産は、不動産や貴金属など形を持つ資産のことで、インフレに強く価値がゼロになりにくいというメリットがあります。
一方で、維持コストや災害リスク、現金化に時間がかかるといったデメリットも存在します。
金融資産とは異なる値動きをするため、両方を組み合わせることで、リスクを分散させた安定的な資産運用が期待できます。

投資を始める際は、まず自身の目的を明確にし、不動産クラウドファンディングのような少額から始められる方法を検討するとよいでしょう。

少額から始められる実物資産投資「CAMEL」

「CAMEL」は、専門家が厳選した不動産に2万円という少額から投資できる不動産クラウドファンディングサービスです。
実物資産投資の代表格である不動産は、通常まとまった資金が必要ですが、「CAMEL」を利用すれば、オンライン上で手軽に不動産オーナーになる体験ができます。
CAMELの詳細については「少額から不動産投資ができる「CAMEL」」で詳しく紹介しています。

物件の選定から運用、管理までプロに任せられるため、投資後は分配金の振り込みを待つだけで手間がかからない点も魅力です。

不動産投資のプロが「CAMEL」を選ぶ3つの理由

多くの不動産クラウドファンディングサービスがある中で、なぜ「CAMEL」が選ばれているのでしょうか。
その背景には、高い利回りを実現するファンド組成力、投資家の元本を守る仕組み、そして個人では難しい投資先へのアクセスといった明確な理由があります。
ここでは、投資家にとって魅力的な3つのポイントを具体的に解説します。

理由1:想定利回り10%超えも狙える高利回り・短期運用ファンド

「CAMEL」の大きな魅力は、その高い利回りにあります。
例えば、「CAMEL90号栃木那須系統連携蓄電池シリーズ」では想定利回り13.0%、「CAMEL89号愛媛八幡浜第一工場系統連携蓄電池シリーズ」では12.9%といった高水準のファンドを提供しています。

また、運用期間が5ヶ月~7ヶ月程度の短期運用ファンドが中心であるため、資金を長期間拘束されることなく、効率的な運用が可能です。

理由2:優先劣後システムの採用で元本割れのリスクを低減

「CAMEL」では、投資家の元本の安全性を高めるために「優先劣後システム」を採用しています。
これは、万が一不動産の価値が下落して損失が出た場合、まず事業者(CAMEL)の出資分(劣後出資)から損失が補填される仕組みです。
投資家からの出資分(優先出資)は、劣後出資の範囲内の損失であれば元本が守られるため、元本割れのリスクを低減する効果が期待できます。

理由3:国内外の厳選された不動産へ手軽に分散投資できる

「CAMEL」では、日本の不動産だけでなく、経済成長が著しいドバイの不動産なども投資対象としています。
個人で海外の不動産に投資するには多くのハードルがありますが、「CAMEL」を通じてなら、少額から国内外の有望な物件へ手軽に分散投資が可能です。
キャメルの不動産投資がおすすめな理由については「仮想通貨より堅実?キャメルの不動産投資がおすすめな理由」で詳しく紹介しています。

プロが厳選した複数の物件に資産を分けることで、一つの物件が不調だった場合のリスクを抑え、より安定したリターンを目指せます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次